よくある質問

R水素について、よくある質問とその答えをまとめています。「水素って爆発しないの?」「FITで自然エネルギー100%が実現するんじゃないの?」など、みなさんもR水素に関する疑問・質問ありませんか?

Q:水素って爆発しないの?

A:水素の特性を理解し取扱いに注意をすれば、 安易に爆発するということはありません。水素はもっとも軽い気体なので、万が一漏れた場合でも、少しの隙間があれば一瞬で空気中に拡散します。福島第一原子力発電所の水素爆発は、内部の気体(放射性物質)を逃がさない設備設計により起こったものです。一方、プロパンガスやガソリンは重いので、漏れた場合地上にたまり、大きな火事や爆発事故を引き起こします。東日本大震災でも、ガソリン・プロパンガス・重油がもれ、大火災がおきて被害が大きくなりました。

Q:どうして再生可能エネルギーをそのまま使わないの?

A:使えるものは、そのまま電気で使うんです。でも、再生可能エネルギーで発電するタイミングと使うタイミングが合うとは限りません。再生可能エネルギーで安定して需要をまかなうためには、貯めることがどうしても必要になってきます。現在、電力会社は需要以上の発電をすることで、急に需要が高まったときでも停電がないように工夫をしています。

Q:電気を貯めるのに、水を電気を使って分解するのって効率悪くないの?

A:電気は、そのままではためることができません。水素に変換してためておく事で、メタボリックなインフラの高圧送電線、鉄塔、変電所などが必要なくなります。その建設、補修、メンテナンスにかかる莫大なコストから解放されます。いまの技術レベルでも電力や廃熱を利用する事ができます。技術革新が進むことで効率を上げ、コストを下げることが期待されています。

Q:再生可能エネルギーは蓄電池(バッテリー)に貯めればいいんじゃないの?

A:水素にして貯める大きなメリットは、タンクさえあればどんな大容量でも貯められるところです。携帯やカメラ、車、ソーラー発電の1Kwくらいの、こまかく充電できるものは小さなバッテリーでもいいですが、家などの場合はどうしても巨大なバッテリーになってしまいます。条件にもよりますが、リチウムイオンバッテリーの体積エネルギー密度は350気圧圧縮水素の3分の1くらいです。また、バッテリーは寿命も限られています。せいぜい5年も使えば貯める力が落ちてきて、使い方によってはすぐに使えなくなります。ある程度はリサイクルできますが、環境に負荷をかけることになります。さらに、バッテリーに貯めた電気は置いておくと自然に減ってしまいます。水素の場合はタンクから漏れさえしなければ量もなくならず、劣化することはありません。 使い捨てのゴミを出すこともありません。

Q:水素って、まだまだ未来のエネルギーなんでしょ。

A:水の電気分解で水素を発生させる方法や燃料電池は、200年以上前の産業革命のころにすでに発見されていました。水からできてまた水に戻る循環型のエネルギーのメカニズムはすでに考えられていたのですが、化石燃料のほうが扱いやすく、ずっと安かったので注目されていませんでした。でも、現在の化石燃料が安いのにはカラクリがあります。それは、IMFの発表によりますと、各国の政府から化石燃料会社や電力会社に払われる巨額の補助金は、年間1,9兆ドルともいわれる補助金のおかげで、ガソリンの値段はペットボトルの水のような水準に抑えられているのです。化石燃料や原発に振り向けられているお金や技術が水素に向けられるようになれば、R水素社会はグーンと加速され現実化されていきます。IMF-国際通貨基金-が2013年1月28日付けで発表したレポート「エネルギー補助金改革-教訓と影響-」の日本語訳(2013年3月27日付け)

Q:企業が取り組めばもっと広がるのに、そうならないのはなぜ?

A:企業はニーズのある市場でビジネスを展開します。ひとりでも多くの人がR水素のことを知り、実践したいと思うようになることがまず大切です。そして、ビズネスを展開しやすくなるような助成や規制緩和などの、あらゆる政策資源を投入すれば、税金が投入されれば、民間の投資も増え、巨大なマーケットができるので、技術革新とコストダウンが進んでいきます。明確な意志のもと政策が実行されるよう、ひとりひとりが政治的にアクションをしていくことが必要です。

Q:FITで自然エネルギー100%が実現するんじゃないの?

A:FITは電力会社と巨大な送電線網という、既存の電力のしくみを前提としています。 再生可能エネルギーを広い地域で流通させるには、より巨大な送電網をつくる必要がでてきます。送電線に頼るシステムは、災害時にリスクがあります。また、せっかくつくった再生可能エネルギーも地元で貯めることができなければ、売るしかないので、地域の自立の道は遠くならざるを得ません。遠回りのように見えて、地元でつくる、貯める、使うというR水素による地域自立型のエネルギーのしくみのほうが、100%再生可能エネルギーへの近道なのです。

Q:家庭でR水素したい場合、まず何をしたらいいの?

A:まずは太陽光パネルなど、再生可能エネルギーの電気をつくる仕組みが必要です。1日に7kwhの再生可能エネルギーによる電気があれば、ふつうの家一軒分の暮らしをまかなう水素ができます。そして、水素発生装置・燃料電池・水素をためておく水素吸蔵合金や高圧ボンベ等のタンクが必要です。太陽光パネルをのぞくこれらの仕組みは、10万台ロットで大量生産されれば、手に入れやすい値段になるでしょう。家庭用のR水素システムとして商品開発を進めています。

Q:燃料電池っていわゆる「電池」と違うの?

A:燃料電池とは、水素と空気中の酸素を化学反応させて、電気と熱をつくる機械のことです。「水素発電機」ととらえるほうが正しいと思います。発電のときに出る熱は、お湯や暖房などにも使えるので、効率のいいエネルギーの使い方として、これから普及していくことが期待されています。

© 2017 Renewable Hydrogen Network